2023年6月20日肺魚の夢生まれ直しなどない呼吸を失くしてもあなたはずっと生きていて今も苦しいに決まっていると泡を吐く 肺の在処を教えた口が街灯に浮き沈む背に追いついて腕を引く 見上げる窓は青遮断機は遠く夜を刻んでいる 零時を過ぎたら口づけていい
生まれ直しなどない呼吸を失くしてもあなたはずっと生きていて今も苦しいに決まっていると泡を吐く 肺の在処を教えた口が街灯に浮き沈む背に追いついて腕を引く 見上げる窓は青遮断機は遠く夜を刻んでいる 零時を過ぎたら口づけていい
2023年6月20日あたらしい人耳を付けあばらの洞の音を聞く 未明、ここにも海があったとその額は滑らかにありちょうど顎に当たるのでお前が笑うたぶん夜の間中祈ってるので起きたら笑い飛ばしてくれ誰も知らない声で呼ぶから俺は今いっとう新しい生き物になる
耳を付けあばらの洞の音を聞く 未明、ここにも海があったとその額は滑らかにありちょうど顎に当たるのでお前が笑うたぶん夜の間中祈ってるので起きたら笑い飛ばしてくれ誰も知らない声で呼ぶから俺は今いっとう新しい生き物になる
2022年1月6日その舟を呼ぶには新陳代謝の果て他人になる恐れを目分量で計る迷信を口に出すような誠実、君が未来を恐れるときの小さな死のたび君が減るのなら今朝のコーヒーはミルクを多くさみしいを瓶に詰めておく さみしいというラベルをお前がつける
新陳代謝の果て他人になる恐れを目分量で計る迷信を口に出すような誠実、君が未来を恐れるときの小さな死のたび君が減るのなら今朝のコーヒーはミルクを多くさみしいを瓶に詰めておく さみしいというラベルをお前がつける