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ぺしゃんこの身体を辿り合う 星の無い夜の底に潰されて


どこへでも、と伸べた肢体をさ迷って膝食む牙は痕もつけずに


骨と肉ただそれだけと伏せられた一等先に消え失せる青


初めて俺を見たように(綺麗だなんて)今はただお前の声を湛えた器


  • 2020年6月2日


十二月の朝を吐き出す室外機群れて見送るお前が帰る


交差点でお前を見る夢だった 赤く青く立つ焔だった


西側で誰か泣きたくなったから雨になるよと持たされた傘


街が呑む幾万のうちのふたりだと言った季節だ、ねえ此処へ来て



(群青日和オマージュ四首)

  • 2020年4月8日



俺がすることはお前もしていいと請われてピアスの幽霊を噛む

甘いらしいお前の舌と喉の毒を俺のに全部注いでくれ

誰もがこうして耐えているのか ひとりであること ふたりでいること

黙ったまま笑うお前は金星と俺のかたちの棺桶に似て


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