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薄青に殉じること



 真昼間を引き連れ帰る背の骨を 称えずに居る、貶さずに居る


 春の色は青だと思う 寝癖だし、擦って潤んでこっちを見るし


「笑ってよ、クラスが離れる心配がなくなってから四月が好きだ」


 満ちているように見えたら中身を当てて 古びることは怖くないから

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