2020年12月29日聖者が去って僕たちの取り交わす愛の一杯を君が飲み下す背徳を知る隣人を愛そうお前がそう呼んで飲み干す愛のひとつひとつを天辺の星はそこに在ればいい 夜明けに隠れるまで帰路で待つ暁の星、いつもこんなに寒いのか問う頬が灯る未明の街で(ARBクリスマスイベントに寄せて)
僕たちの取り交わす愛の一杯を君が飲み下す背徳を知る隣人を愛そうお前がそう呼んで飲み干す愛のひとつひとつを天辺の星はそこに在ればいい 夜明けに隠れるまで帰路で待つ暁の星、いつもこんなに寒いのか問う頬が灯る未明の街で(ARBクリスマスイベントに寄せて)
2020年11月12日月と子供と偽薬拐いにきたよと笑っている 保存が終わるまで待っていてくれる夜気を吸う「さん付け」のままの横顔が他人の物のようで見て、いる妙な夢の続きのようだ 連れ合って理由のない夜をただ行く今日はどこまで逃げてみようか 斯くしてさよならがない俺たちは
拐いにきたよと笑っている 保存が終わるまで待っていてくれる夜気を吸う「さん付け」のままの横顔が他人の物のようで見て、いる妙な夢の続きのようだ 連れ合って理由のない夜をただ行く今日はどこまで逃げてみようか 斯くしてさよならがない俺たちは
2020年10月12日糸を縒る名も体も不揃いのまま押し込んでお前の隙間で息をする朝一人なら一人で行くよ一人だと駄目になる俺がそこで死ぬだけ芽を花を塞ぐ手の熱 居てくれと俺も言えたらよかったろうか 同じ夢を見た気がすると言ったのがどちらだったか思い出せない
名も体も不揃いのまま押し込んでお前の隙間で息をする朝一人なら一人で行くよ一人だと駄目になる俺がそこで死ぬだけ芽を花を塞ぐ手の熱 居てくれと俺も言えたらよかったろうか 同じ夢を見た気がすると言ったのがどちらだったか思い出せない